私たちにできること


大好きな海が、いつまでも美しくあってほしい!
イルカや魚たちと、これからも海で会いたい!
海や自然を大切にしたい!
そう思っていても、何をしたらいいか分からないという方も多いかもしれません。
そんな方のために、今すぐ気軽にできること、楽しく知ることができる情報を集めました。
ぜひ、気軽に楽しく読んでみてくださいね!

 

 

  ① 使い捨てを少なくしよう

 マイバッグが一般的になってきて、気軽に資源の削減ができるようになりました。

飲み物1個、おにぎり1個を買った時のコンビニ袋はもらわずに。もしもらった時にはクリーンアップの袋にぜひご活用下さい。合わせてマイ箸、マイコップ、水筒などにこだわりの物を持ってみると、楽しく続けられるかも。

 

実はプラスチックゴミは、リサイクルに出しても再生されるのは3割もなく、残りは燃やして燃料にしたり東南アジアに輸出されたりしています。中国のようにプラスチックゴミの輸入を断る国も出てきてしまい、今や世界中がプラスチックゴミの処理に悩んでいるのです。

こうして対応しきれなくなったプラスチックゴミは、放置されたり不正に処理されたりして、やがて海に流出してしまいます。つまりきちんとゴミを分別していたとしても、プラごみを海に排出してしまっている可能性があるのです。

 

生分解性プラスチックも開発されてきていますが、微生物が働く状態でないと分解されないため海では分解されず、クジラの体内から生分解性プラスチックが見つかることもあるそう。そうすると、やはり「減らす」のが最も大切なのだそうです。


こうした背景を踏まえて、海外の先進国では使い捨てプラスチック自体を禁止にする国も出てきました。実は日本は対応が遅れているということを、ぜひ皆さんに知っていただけたらと思っています。

 

 

  ② 環境に負担の少ないものを選ぼう

同じものを買うのでも、選ぶものによって環境への影響が全く違うことがあります。

例えば何気なく選んでいる洋服も、実は染料を流してしまうなど製作の過程で川や海が汚れている可能性があります。特にフリース類はマイクロプラスチックを発生させるとして近年問題になっていますし、毛皮や革製品など動物性のものは化学処理が必要な為さらに強力な薬剤が必要となるケースもあり、環境にも生き物にも大きな負担となっています。


日焼け止めなども少しずつ海へ流れています。鉱物油やパラベンを使用していない物を選ぶことで、海への影響を少なくできるのはもちろん、私たちの体にとっても負担が少なくなります。

 

また、海好きな人にとって大きく関係するのが、食品としての海産物。漁網や釣り糸などが生き物に絡まったり誤飲したりすることは、確かに漁業関係者の方の行動によるものですが、私たち消費者が「海のエコラベル」と呼ばれる「MSC認証済み」など環境に配慮された物をできる限り購入することで、生産者の方達に自分たちの気持ちを支えることができるかもしれません。


環境に負荷の少ない商品は、入手方法や価格の意味でハードルが高いこともあるかもしれませんが、みんながそういった物を選んでいくうちに、それがスタンダードになる日がきっと来ます。

 

まずはある物を大事に使い、お買い物で悩んだときはできるだけ環境に配慮したものを選んでみましょう。
(当店では器材を販売していますが、モニター制度などを通し長く愛用できる物を選んでいただく、お客様にとって本当に必要な物だけをご案内することで、必要以上の資源を消費しないよう心がけています。また、選択できる場合はできる限り環境に負担の少ない商品をご提案しています。)

 

  ③ 流す水にちょっぴり気を使おう

実は、家の排水って100%浄化されずに川や海へ流れていくってこと、知っていましたか?
例えば横浜市では、窒素は75%、りんは83%の除去率です。(横浜市環境創造局ホームページ:2018年)

特に脂・油分が大きく影響しますので、油分の多い煮汁やお皿の油などは不要な紙やスパチュラ(ヘラ)で拭くなどして流さないようにするだけでも違ってきます。

 

また普段はもちろん、特に浄化設備が十分でないような海辺の建物などでシャワーをする場合は、合成界面活性剤の入っていない石鹸やシャンプーを使いましょう。最近は脱プラスチックを目指し、プラスチックケースに入っていないシャンプーバーも発売されています。
また、連続して海に入る場合は、洗いすぎに注意。毎回洗わなくても汚れは落ちるし、わざわざ脂や潤いを落として、カサつくからまた補って・・・というのはとってももったいないことです。髪のキシキシ感が気になる方は、お湯でよくすすいだ後にリンスだけしてみると意外と大丈夫ですよ!

 

 

  ④ 海や生き物を好きだと思う気持ちを、正しい行動で示そう!

野生の生き物を触るのはNG。(バハマのごく一部のイルカやフロリダのマナティなど、長年人と接してきて触れられるのを好む野生の生き物も稀にいます)
本当に生き物が好きって思ったら、相手にできるだけストレスを与えないようにしてあげましょう。
できる限り、自然なままに。水底を大きく蹴ったり、サンゴ礁や海藻にぶつかったりしないように心を配りましょう。餌付けも、生態系が変わることでさらに多くの命が失われる可能性があります。


大好きな気持ちが、違う方向に行かないように。

海にお邪魔する気持ちを忘れずに。

そんな気持ちで、これからも海を楽しんでいただけたら・・そう思っています。

 

 

  ⑤ 行動しよう!伝えよう!

マイ箸、マイカップ、エコバッグなどのグッズはもちろん、クリーンナップイベントや環境関係の講習に参加したりすることは、単にそれだけではなく、「自分の思いを伝える手段」でもあります。

割り箸1本を削減する事は地球規模ではあまりにも小さいことですが、それを見た人が何かを感じてくれれば、いつかそれが大きな力につながります。

 

積極的に行動しましょう!そして、行動したことを周りの人に伝えましょう!
直接話すのはもちろん、SNSやブログなど伝える手段は色々あります。
伝える時にはまだそういった情報を知らない人を決して否定しないよう、優しく教えてあげる気持ちを忘れずに(^_−)−☆

 

イルカ先生をクリック!

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